急にWiMAXの電波が入らなくなると、どうすればいいのか困りませんか?
WiMAXの電波が入りづらくなっても簡単に改善できる可能性があります。ここではWiMAXの電波の特徴をもとに改善方法をご紹介しています。WiMAXの電波が入らなくて困っている人はぜひ参考にしてください。
契約前にWiMAXの電波が入りやすいのか確認する方法も紹介するので、これからモバイルルーターを使おうと考えている人も必見です。
Contents
WiMAXの電波の特徴
WiMAXの電波が入りにくい状態を改善するには、電波の仕組みと特徴を知る必要があります。
携帯電話やWiMAXの電波には対応の周波数帯があります。対応の周波数帯は電波の提供元ごとに違い、WiMAXは2.5GHzのみに対応しています。
提供事業者 | 対応周波数帯 |
WiMAX | 2.5GHz |
ドコモ | 28GHz※、4.5GHz※、3.7GHz※、3.5GHz、2.1GHz、1.7GHz、1.5GHz、800MHz、700MHz |
ソフトバンク | 28GHz※、3.7GHz※、3.5GHz、2.1GHz、1.7GHz、1.5GHz、900MHz、700MHz |
au | 28GHz※、3.7GHz※、3.5GHz、2.1GHz、1.7GHz、1.5GHz、800MHz、700MHz |
※5Gで運用予定の周波数帯。
携帯電話やモバイルルーター用の電波には以下11種類の周波数帯があり、数値が高いほど通信速度が速くなる代わりに建物などの障害物には弱くなります。数値が低い周波数帯は通信速度が遅いですが、障害物がある場所でも安定して電波が入ります。
- 700MHz
- 800MHz
- 900MHz
- 1.5MHz
- 1.7GHz
- 2.1GHz
- 2.5GHz
- 3.5GHz
- 3.7GHz
- 4.5GHz
- 28GHz
WiMAXの電波は2.5GHzの高周波数帯にのみ対応しているので通信速度は優れていますが、障害物がある場所にいると感度が悪くなりがちです。
携帯電話の電波は複数の周波数帯に対応しているので、WiMAXが圏外になる場所でも受信できる場合が多いです。
WiMAXの電波が入らない原因
特徴をもとにすると、WiMAXの電波が入らなくなる原因は下記の3つです。
- 障害物となる建物や壁が多い
- WiMAXルーターやデバイスの不具合
- 今いる場所がWiMAXの提供エリア範囲外
WiMAXの電波の特性ではなく利用しているルーターやデバイスに原因がある場合もあります。
障害物となる建物や壁が多い
WiMAXの電波は障害物に遮られやすいので、建物が多い場所にいると受信しづらくなります。地下にいるとより一層電波が入りにくくなります。屋内にいるときに壁が障害物になるパターンも珍しくありません。
WiMAXルーターやデバイスの不具合
電波ではなくルーターやデバイスに不具合が起きて通信ができないパターンも意外とよく起きます。
WiMAXルーターのタッチパネルにアンテナが正常に表示されているのに通信ができない場合は、ルーターやデバイスに不具合が起きている可能性があります。
今いる場所がWiMAXの提供エリア範囲外
そもそも今いる場所がWiMAXの提供エリアではないと、電波が入らずネットに接続できません。
WiMAXは人口の90%以上をカバーできるほど広範囲に電波を飛ばしていますが、今でも利用できない場所は少なくありません。
契約する前にWiMAXの電波状況がわかる対策
契約してからWiMAXの電波が入りにくいと感じると後処理が面倒なので、事前に以下の対策をしておきましょう。
- WiMAXの公式サイトで電波が入るかを確認する
- 契約前にTry WiMAXで電波の受信感度を確認する
契約してから電波が入りにくいと感じた場合でも、一定期間内であれば問題を解消できます。
WiMAXの公式サイトで電波が入るかを確認する
契約する前にWiMAXの電波が入るのかを知りたい場合、公式サイトのピンポイントエリア判定ページで自宅などがサービス提供範囲なのか調べてみましょう。ピンポイントエリア判定ページで○と表示されれば、安定してWiMAXの電波が入る可能性が高いで。す。
バツや△などが表示される場所は電波が入りにくいので、他社のモバイルWi-Fiルーターや固定回線の契約を考える必要があります。
契約前ならTry WiMAXで電波の受信感度を確認できる
ピンポイントエリア判定ページで○と表示される場所でも周りに障害物があると電波が入りにくいので、Try WiMAXを利用して実際に電波の受信感度を確かめてみましょう。
Try WiMAXはWiMAXルーターを15日間無料でレンタルして、使い心地を体感できるサービスです。
引用元:UQ WiMAX
申し込む時の在庫状況によりますが、Try WiMAXでは最新機種がレンタルできるので現在の電波感度をリアルに体感できます。
WiMAX契約後でも一定期間であればキャンセル可能
契約してからWiMAXの電波が入りにくいと感じた場合でも、端末が届いてから8日以内であれば初期契約解除制度を利用してキャンセルできます。
初期契約解除をすれば違約金が請求されないので安心です。ただ、事務手数料の3,000円は契約者の負担になるので要注意です。
WiMAXの電波が入らないときに最初にやる改善方法
WiMAXの電波が入りにくいと感じたときは、最初に以下の方法で対処してみましょう。
- WiMAXルーターの再起動
- WiMAXに接続しているデバイスの再起動
- WiMAXの電波に障害が起きていないか確認
上記の方法を試しても通信状態が改善できないときは、電波に原因がある可能性が高いです。
WiMAXルーターの再起動
WiMAXの電波が入りにくいと感じたときは、ルーターを再起動させてみましょう。ルーターに不具合が起きて通信状態が悪くなる症状もよくあるからです。ルーターの不具合は再起動をさせれば解消できます。
WiMAXに接続しているデバイスの再起動
WiMAXに接続しているスマホやパソコンの再起動も行ってみる必要があります。スマホやパソコンに不具合が起きて通信状態が悪くなるパターンもよく起きるからです。スマホやパソコンの不具合も再起動をすれば解消できます。
WiMAXの電波に障害が起きていないか確認
ルーターやデバイスを再起動させても通信状態が改善されない場合、公式サイトの障害情報ページを見てWiMAXに電波障害が起きていないかを調べてみましょう。障害情報ページを見て電波障害が起きているのことが確認できれば、復旧するのを待ってください。
室内でWiMAXの電波が入らない場合の改善方法
電波に原因がある場合、改善方法は室内と屋外のどちらにいるかで変わります。室内で電波が入らない場合は以下4つの方法を行ってください。
- WiMAXルーターを窓際に置く
- パラボラアンテナを作る
- クレードルを使う
- UQ宅内アンテナを使う
公式サイトのエリア判定ページで○と表示される場所にいるのであれば、上記の方法を試せば高い確率で電波の感度を改善できます。
WiMAXルーターを窓際に置く
室内でWiMAX電波が入りにくい場合、最初にルーターを窓際に置いてみるのがオススメです。WiMAXの電波は壁に遮られやすいので、窓際に置くだけでも通信状態の改善が見込めます。
パラボラアンテナを作る
自宅でWiMAXの電波が入りにくいと感じる場合、パラボラアンテナを作ってみるのも改善方法の1つです。
WiMAX用のパラボラアンテナを作る方法は簡単で、アルミ製のボールをスタンドに立てるだけで出来上がります。パラボラアンテナのイメージは下記のような感じです。
疑心暗鬼でwimaxにつけたパラボラアンテナ
スプラトゥーンやってても切断されなくなったのでマジで効果があるっぽい。信じられない。 pic.twitter.com/iAE0eUqHCL— /^o^\Fuji (@FUJI_jong) November 11, 2018
口コミを調べてみると、パラボラアンテナを使えばWiMAXの電波が入りやすくなることがわかります。
出張先のレオパレスのネットがゴミなのでWiMAXを契約したが電波入らず…
悔しいのでボウルとまな板スタンドでパラボラアンテナ自作したら電波が無事に入りました pic.twitter.com/BktnHEMab8
— H a Y a T o (@flegmin) November 5, 2018
WiMAXの電波は放射線の形状をしたものに集まりやすいので、パラボラアンテナを使うとルーターに向けて電波を集めて通信状態を安定させられます。
WiMAXのクレードルを使う
利用している機種によっては、クレードルを使うと電波の受信感度を改善できる場合があります。
専用クレードルにウイングが付いていれば、利用すれば電波の受信感度が向上します。ウイングは受信アンテナになっているからです。
引用元:UQ WiMAX
利用しているルーターの専用クレードルにウイングが付いていない場合、使っても効果はないので注意してください。
UQ宅内アンテナを使う
UQ宅内アンテナを使う方法もありますが、下記の固定回線を契約していないと利用できないので現実的ではありません。
UQ宅内アンテナを利用できる固定回線 |
auひかり、auひかりちゅら、J:COM NET、コミュファ光、フレッツ光ネクスト |
上記の固定回線を契約していれば無料でUQ宅内アンテナを利用できるので、自宅でのWiMAXの電波状態を安定させられます。
固定回線を契約していない人は、ルーターを窓際に置くかパラボラアンテナを活用しましょう。
屋外でWiMAXの電波が入らない場合の改善方法
屋外でWiMAXの電波が入らない場合は、以下2つの対処法を試します。
- LTEオプションを使う
- 電波の改善要望を申告する
LTEオプションを利用すれば高い確率で電波が入りやすくなりますが、料金設定や使い過ぎには要注意です。
LTEオプションを使う
外出先でWiMAXの電波が入りにくいと感じたときは、LTEオプション(別名ハイスピードプラスエリアモード)の利用がオススメです。LTEオプションを使うと、周波数帯が800MHzのauのLTE回線で通信ができます。
800MHzはプラチナバンドと呼ばれる周波数帯で障害物に強いので、LTEオプションは建物が多い場所にいるときに便利なツールになります。
ただ、3年プランに加入しているかauスマートバリューmineを適用していないと、LTEオプションを使った月に1,005円を負担しなければいけません。LTEオプションで7GBを消費すると、ギガ放題プランを契約していても月末まで通信制限を受けるので使い過ぎにも注意が必要です。
LTEオプションはあくまで外出中に電波が入りにくいときのツールと考えてください。
電波の改善要望を申告する
外出先の一部にWiMAXの電波が入りにくい場所がある場合、公式サイトのエリア改善要望受付フォームでエリア拡大要望を申請しましょう。
すぐに成果が出るとは限りませんが、エリア改善要望受付フォームで要望を出せば利用したい場所の電波感度が改善される可能性があります。
WiMAXルーターを買い換える改善方法もあり
利用しているモバイルルーターが古いモデルのせいで電波の受信感度が悪い場合もあるので、WiMAX端末の買い換えも方法の1つです。端末を買い換えるのであれば、以下の3機種がオススメです。
- W06
- WX05
- HOME L02
上記の機種は電波の受信感度が向上されたモデルなので、以前の機種よりも使い心地が良くなっています。
W06
引用元:UQ WiMAX
2019年4月時点の最新機種W06には高性能ハイモードアンテナが搭載されているので、以前に発売されたルーターでは電波が受信しにくかった場所での安定性が向上しています。
ルーターとデバイス間通信の安定性も改善されているので、W06は通信状態を良くするための買い換えを検討するときにオススメです。
WX05
引用元:UQ WiMAX
WX05はWiMAXハイパワーに対応していて、電波が入りにくい場所での通信品質が向上されています。
WX05は以前までLTEオプション未対応ルーターを製造していたNECの機種ですが、WX05はLTEオプション対応なので外出先での電波が弱いときでも対応できます。
HOME L02
引用元:UQ WiMAX
家だけでWiMAXを使いたい人には、ホームルーターのHOME L02がオススメです。
HOME L02は4本の高感度アンテナ搭載のルーターなので、WiMAXの電波が入りにくかった場所での受信感度が改善されています。
Wi-Fi TXビームフォーミングも搭載なので、ルーターとデバイス間通信の安定性も良くなっています。
WiMAXルーターの買い換え時は乗り換えがおすすめ
WiMAXルーターを買い換えるなら、契約プロバイダも他社へ乗り換えるのがオススメです。他のプロバイダへ乗り換えれば、キャッシュバックや割引キャンペーンを受けて利用料金を安くできます。
乗り換えるときにオススメのプロバイダは下記の3つです。
- GMOとくとくBB
- @nifty
- BroadWiMAX
上記のどれかのプロバイダに乗り換えれば、おトクに最新機種への買い換えができます。
GMOとくとくBB
引用元:GMOとくとくBB
もっともオススメなWiMAXプロバイダはGMOとくとくBBです。GMOとくとくBBに乗り換えればここで紹介しているオススメ機種を購入すれば3万円前後のキャッシュバックがもらえて、おトク機種変更ができます。
GMOとくとくBB オススメ機種購入時のキャッシュバック | |
機種 | キャッシュバック金額 |
W06 | 32,050円 |
WX05 | 本体のみ:32,050円 クレードルセット:29,050円 |
HOME L02 | 31,500円 |
3万円も受けられれば、今のプロバイダを解約する違約金も気にならなくなります。
@nifty
引用元:@nifty
@niftyもオススメのWiMAXプロバイダで、30,000円のキャッシュバックをもらって最新機種が利用できます。
キャッシュバックをもらうには手続きが必要ですが、月額割引による合計25,200円の還元が自動適用されるコースもあるので、簡単に特典を受けたい人にも向いています。
Broad WiMAX
引用元:BroadWiMAX
GMOとくとくBBと@niftyはおトクなプロバイダですが、キャッシュバックをもらうには契約してから11ヵ月目に申請手続きをする必要があります。申請手続きを忘れると特典がもらえないので、簡単にキャンペーンを受けたい人には向いていません。
簡単にキャンペーンを受けたい人にはBroadWiMAXがオススメです。BroadWiMAXでは月額割引が自動適用されます。還元額はGMOとくとくBBや@niftyと比べると劣りますが、解約するWiMAXプロバイダの違約金を19,000円までフランしてくれるので、乗り換えるときに向いています。
まとめ
ここではWiMAXの電波が入りにくくなる原因と、その改善方法を解説しました。
【WiMAXの電波が入らない原因】
- 障害物となる建物や壁が多い
- WiMAXルーターやデバイスの不具合
- 今いる場所がWiMAXの提供エリア範囲外
WiMAXの電波は障害物に弱いので、周りに建物や壁があると入りにくくなります。ルーターやデバイスに不具合が起きているか、今いる場所にWiMAXの電波が飛んでいない場合もあります。
【WiMAXの電波が入らないときに最初にやる改善方法】
- WiMAXルーターの再起動
- WiMAXに接続しているデバイスの再起動
- WiMAXの電波に障害が起きていないか確認
WiMAXの電波が入らないときは、最初にルーターやデバイスの電源を切って再起動させてみましょう。ルーターやデバイスに不具合が起きて電波を受信できていない場合もあるからです。通信障害が起きていないかの確認も必要です。
【室内でWiMAXの電波が入らない場合の改善方法】
- WiMAXルーターを窓際に置く
- パラボラアンテナを作る
- WiMAXのクレードルを使う
- UQ宅内アンテナを使う
室内でWiMAXの電波が入らないと感じたときは、ルーターを窓際に置いてみるのが基本です。パラボラアンテナやクレードルを使う方法もあります。対象の固定回線を契約している場合、UQ宅内アンテナを活用するのがベストです。
【屋外でWiMAXの電波が入らない場合の改善方法】
- LTEオプションを使う
- 電波の改善要望を申告する
屋外でWiMAXの電波が入らないのなら、LTEオプションの活用がオススメです。LTEオプションではプラチナバンドに対応したauのLTE回線を利用するので、建物がある場所での通信障害が安定します。
【WiMAXルーターを買い換える改善方法もあり】
古い機種を利用している場合、新しいルーターに買い換える方法もあります。新しいルーターを購入するときは以下の3機種がオススメです。
- W06
- WX05
- HOME L02
上記の3機種は電波の受信感度が改善されています。
【WiMAXルーターの買い換え時は乗り換えがおすすめ】
新しいルーターを買い換えるときは、プロバイダも一新するとおトクです。プロバイダを乗り換えればキャンペーンを受けておトクに機種変更できるからです。とくに以下の3社は特典が豊富なので、買い換え時にチェックしてみましょう。
- GMOとくとくBB
- @nifty
- BroadWiMAX
還元額の高さならGMOとくとくBB、キャンペーンの受けやすさならBroadWiMAXがオススメです。